Gemini学習させない方法|オプトアウト徹底解説
Geminiで機密情報を扱う際、「この会話がAIの学習に使われるのでは?」と不安に思ったことはありませんか?本記事では、Geminiのデータをモデル学習に使わせない「オプトアウト」設定を、PC・スマホ両方の画面で図解付きで解説します。会社での利用や個人情報を扱う場面でも安心してGeminiを使えるようになります。
Geminiはあなたのデータをどう使うのか?
まず、Geminiがユーザーの会話データをどのように扱っているかを理解しましょう。Googleの公式ドキュメントによると、以下のように処理されます。
| データの種類 | 保存期間 | AI学習への利用 |
|---|---|---|
| 会話履歴 | 最大3年間 | 設定により可能 |
| アップロード画像 | 会話終了まで | なし(一時的処理のみ) |
| 音声入力 | 設定次第 | 設定により可能 |
| 位置情報 | 設定次第 | なし |
注意:デフォルト設定について
Gemini(無料版)のデフォルト設定では、会話データがAIモデルの改善に利用される可能性があります。機密情報を扱う場合は、必ず以下の設定を行ってください。
オプトアウト設定の手順【PC版】
PCブラウザからGeminiのオプトアウト設定を行う方法を解説します。所要時間は約2分です。
ステップ1:Geminiにアクセス
gemini.google.com にアクセスし、Googleアカウントでログインします。
ステップ2:設定メニューを開く
画面左下の「設定」(歯車アイコン)をクリックします。または、左上のハンバーガーメニュー(三本線)から「設定」を選択することもできます。
ステップ3:Geminiアプリのアクティビティを選択
設定メニュー内の「Geminiアプリのアクティビティ」をクリックします。Googleアカウントのアクティビティ管理ページに移動します。
ステップ4:アクティビティをオフにする
「Geminiアプリのアクティビティ」のトグルスイッチをオフにします。確認ダイアログが表示されたら「一時停止」を選択します。
オプトアウト設定の手順【スマホ版】
iPhoneやAndroidのGeminiアプリからオプトアウト設定を行う方法です。
Geminiアプリからの設定(Android/iPhone共通)
- Geminiアプリを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 「Geminiアプリのアクティビティ」をタップ
- 「アクティビティを保存」のトグルをオフにする
- 「一時停止」を選択して確定
Googleアカウント設定からの操作
- Googleアプリまたはブラウザで「Google アカウント」を開く
- 「データとプライバシー」を選択
- 「履歴の設定」セクションから「Geminiアプリのアクティビティ」を選択
- トグルをオフにする
過去のデータを削除する方法
オプトアウト設定を行っても、過去に保存されたデータは残ります。完全にデータを削除したい場合は、以下の手順で削除できます。
すべての履歴を削除
- Geminiの設定画面を開く
- 「Geminiアプリのアクティビティ」を選択
- 「アクティビティを管理」をクリック
- 「削除」ボタンをクリック
- 「全期間」を選択して削除
特定の会話だけを削除
- Geminiの左サイドバーから削除したい会話を選択
- 会話の右上にある「︙」メニューをクリック
- 「削除」を選択
無料版と有料版のプライバシー比較
Geminiには無料版と有料版(Google One AI Premium)があり、プライバシー設定に違いがあります。
| 項目 | Gemini(無料版) | Gemini Advanced(有料版) |
|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 月額2,900円 |
| デフォルトのAI学習利用 | オン(オプトアウト可能) | オフ |
| 人間によるレビュー | ありうる | なし |
| データ保持期間 | 最大3年 | 最大72時間 |
| エンタープライズグレード | × | ○(Workspaceと連携) |
結論:業務利用するならAdvancedがおすすめ
機密性の高い情報を扱う業務では、デフォルトでAI学習に使用されないGemini Advancedの利用を推奨します。月額2,900円で、Google One 2TBストレージも付属します。
Google Workspace向け Gemini for Workspaceとは
企業向けには、さらにセキュリティが強化された「Gemini for Google Workspace」が提供されています。
主な特徴
- データの分離:顧客データはGoogleの他のサービスから完全に分離
- AI学習への不使用:企業データはモデルのトレーニングに一切使用されない
- 管理者コントロール:IT管理者がGemini機能のオン/オフを制御可能
- 監査ログ:誰がいつGeminiを使用したかを追跡可能
- データロケーション:データの保存場所を指定可能(日本リージョンなど)
料金プラン
| プラン | 料金(1ユーザーあたり) | 対象 |
|---|---|---|
| Business Starter + Gemini | 月額1,360円 + 2,260円 | 小規模チーム |
| Business Standard + Gemini | 月額1,496円 + 2,260円 | 中規模企業 |
| Enterprise + Gemini | 要問い合わせ | 大企業 |
よくある質問(FAQ)
Q. オプトアウトすると機能が制限されますか?
A. いいえ、オプトアウトしてもGeminiの全機能を利用できます。ただし、会話履歴が保存されないため、過去の会話を参照する機能は使えなくなります。
Q. 一度オフにした設定を再度オンにできますか?
A. はい、同じ手順でいつでもオン/オフを切り替えられます。オンに戻した場合、その時点からデータの保存が再開されます。
Q. 企業のGoogle Workspaceアカウントでも設定は必要ですか?
A. Gemini for Google Workspaceを契約している場合、デフォルトでAI学習には使用されません。ただし、管理者が設定を確認することをおすすめします。
Q. オプトアウトしても人間がデータを見る可能性はありますか?
A. 無料版の場合、品質改善のために人間のレビューアーが匿名化されたデータを確認する可能性があります。有料版やWorkspace版ではこれが行われません。
まとめ:Geminiを安全に使うための設定チェックリスト
Geminiを業務や機密情報の処理に使用する際は、以下の設定を確認しましょう。
セキュリティチェックリスト
- □ 「Geminiアプリのアクティビティ」をオフにする
- □ 過去の履歴データを削除する
- □ 業務利用の場合はAdvancedまたはWorkspace版を検討
- □ 機密情報は匿名化してから入力する
- □ 定期的に設定を確認する習慣をつける
オプトアウト設定は2分程度で完了します。特にビジネスでGeminiを活用する方は、まず設定を確認してから利用を開始しましょう。
出典・参考資料
最終更新:2025年11月26日