AI搭載コードエディタ「Cursor」とは?VS Code + Copilotとの違いを比較
Cursorは、AIを深く統合した次世代コードエディタとして注目を集めています。VS Code + GitHub Copilotの組み合わせと比較して、どちらを選ぶべきか迷っている開発者も多いでしょう。
本記事では、CursorとVS Code + Copilotを機能・料金・使用感の観点から比較し、用途別のおすすめを解説します。
CursorとVS Code + Copilotの概要
| 項目 | Cursor | VS Code + Copilot |
|---|---|---|
| 開発元 | Anysphere | Microsoft / GitHub |
| ベース | VS Codeフォーク | VS Code + 拡張機能 |
| AI統合度 | ネイティブ統合 | 拡張機能として追加 |
| 使用モデル | GPT-4o、Claude Opus 4.5、独自モデル | GPT-4、Codex系 |
| 月額料金 | $20 | $10(Individual)/ $19(Business) |
料金プラン比較
Cursor
| プラン | 月額 | 内容 |
|---|---|---|
| Hobby | 無料 | 基本機能、月2000回の補完、月50回のスロークエリ |
| Pro | $20 | 無制限補完、500回の高速プレミアムリクエスト |
| Business | $40/ユーザー | チーム管理、セキュリティ機能、優先サポート |
GitHub Copilot
| プラン | 月額 | 内容 |
|---|---|---|
| Free | 無料 | 月2000回補完、月50回チャット(学生・OSS無料) |
| Individual | $10 | 無制限補完、チャット、CLI補完 |
| Business | $19/ユーザー | 組織管理、ポリシー設定、監査ログ |
| Enterprise | $39/ユーザー | カスタムモデル、プライベートリポジトリ学習 |
コスト比較:個人利用の場合、Copilot Individual($10)のほうがCursor Pro($20)より安価です。ただし、Cursorは複数のAIモデルにアクセスできる点で価値があります。
機能比較
1. コード補完
| 機能 | Cursor | Copilot |
|---|---|---|
| インライン補完 | ○(Tab) | ○(Tab) |
| 複数行補完 | ○ | ○ |
| コンテキスト理解 | プロジェクト全体 | 開いているファイル中心 |
| カスタムルール | ○(.cursorrules) | △(プロンプト指定) |
Cursorの優位点:プロジェクト全体のコンテキストを理解し、.cursorrulesファイルでプロジェクト固有のコーディング規約を学習させられます。
Copilotの優位点:長年の開発実績があり、安定性と対応言語の幅広さで信頼性が高いです。
2. チャット機能
| 機能 | Cursor | Copilot Chat |
|---|---|---|
| サイドバーチャット | ○ | ○ |
| インラインチャット | ○(Cmd+K) | ○(Cmd+I) |
| ファイル参照 | ○(@file) | ○(#file) |
| ドキュメント参照 | ○(@docs) | ○(@docs) |
| Web検索 | ○(@web) | △(Bing連携) |
| モデル選択 | ○(GPT-4o、Claude等) | △(GPT-4系のみ) |
Cursorの優位点:Claude Opus 4.5など複数のモデルを選択でき、タスクに応じて使い分けられます。
Copilotの優位点:GitHubとのネイティブ統合により、PR、Issue、リポジトリ情報を直接参照できます。
3. エージェント機能(自律的なコード編集)
| 機能 | Cursor Composer | Copilot Workspace |
|---|---|---|
| 複数ファイル編集 | ○ | ○ |
| 自動diff生成 | ○ | ○ |
| 承認フロー | ○(Accept/Reject) | ○(レビュー→適用) |
| ターミナル操作 | ○ | △ |
Cursorの「Composer」とCopilotの「Workspace」は、いずれも複数ファイルにまたがる変更を自律的に行うエージェント機能です。Cursorのほうがターミナル操作まで含めた統合度が高い傾向があります。
使用感の比較
Cursorの使用感
- VS Codeベースなので移行コストが低い
- Cmd+KでインラインAI、Cmd+Lでチャットと直感的
- プロジェクト全体を理解した提案が得意
- 設定ファイル(.cursorrules)で挙動をカスタマイズ可能
VS Code + Copilotの使用感
- VS Codeのエコシステム(拡張機能)をそのまま活用
- GitHubとの統合がシームレス
- 安定性と信頼性が高い
- 設定のシンプルさ(拡張機能を入れるだけ)
どちらを選ぶべきか
Cursorがおすすめの人
- Claude Opus 4.5など最新のLLMを使いたい
- プロジェクト全体のコンテキストを理解した補完が欲しい
- エージェント機能で複数ファイルを一括編集したい
- AI機能にネイティブに統合されたエディタを使いたい
VS Code + Copilotがおすすめの人
- VS Codeの拡張機能エコシステムを重視する
- GitHub(Issue、PR、Actions)との連携を多用する
- コストを抑えたい($10/月 vs $20/月)
- 組織でのセキュリティ・コンプライアンス要件がある
併用という選択肢
多くの開発者が、プロジェクトや作業内容によって使い分けています。
- 新規開発・リファクタリング:Cursor(コンテキスト理解、エージェント)
- 日常のコーディング:VS Code + Copilot(安定性、GitHub連携)
まとめ
CursorとVS Code + Copilotは、いずれもAIコーディングを強力に支援するツールです。
| 観点 | Cursor優位 | Copilot優位 |
|---|---|---|
| AI統合度 | ○ | |
| モデル選択 | ○ | |
| コスト | ○ | |
| GitHub連携 | ○ | |
| エコシステム | ○ | |
| エージェント機能 | ○ |
まずは無料プランで両方試し、自分の開発スタイルに合ったツールを選んでください。
最終更新:2025年11月26日